チャージ ファウル

なぜチャージして反則をもらうのか?

サッカーのファウル チャージ

「チャージってなんだろう。なにかパワーを溜めるのかな…」とか思ってませんか?もちろんそういうチャージではありません(笑)。

サッカーにおいて、チャージはよく見られる行為です。

ただ、普通にみていると反則と反則でない境目がわかりにくい行為。ファウルになったりならなかったり、モヤモヤするポイントだと思います。

でも理解しながら観戦していると、このギリギリ感が以外とクセになるもの!漢の正しい「チャージ」とはなんなのか、知っておきましょう!


どんなプレー?許されるチャージと許されないチャージ

サッカーのファウル チャージ

許されるチャージ

”チャージ”はかんたんに言うと「体をつかった体当たり」のことです。

一般的にチャージ=ショルダーチャージとされ、肩をつかって相手選手にぶつかる行為をチャージといいます。

行為としては認められている

肩を当てて相手選手からボールを奪う方法として、チャージは認められています。

  • 肘が体から離れておらず、肩でぶつかる
  • 後方からではない
  • ボールをプレーするための行為である
  • 危険でない

原則としてこういうチャージはファウルチャージではありません。
相手のドリブルをカットする、守備技術の一つなんですね。

ファウルになるチャージ

肘・腕を使ったり、ケガをさせるようなチャージはファウル

サッカーのファウル チャージ

肘や腕はケガをする確率が高いため、危険行為とみなされます。

また肩をつかっても、相手選手を飛ばすのが目的とみえるほようなチャージ(タックル)は、危険行為として違反に。

あくまで相手選手とボールを引き離すための行為なんです。

敵をなんとかして止めたいときに起こりやすい

相手選手のドリブルが早く、早く追いつきたくて焦ってしまう場合も少なくありません。

後ろからだと肩のチャージは届きませんから、どうしても腕が出がちだし、勢い余ってタックルになることもあります。

相手選手とボールの間に入れたとしても、動きを止めようとして肘を立ててブロックすることもあります。これもチャージと言えるでしょう。

闘争心が引き起こすファウルなのです。

直接フリーキックを相手に与える

危険めな反則に対しては、直接フリーキックを相手に与えてしまいます。

フリーキックから直接ゴールを狙うことができるピンチを生みやすい反則です。

チャージによる違反は、相手も味方も危険にする行為なんですね。

実際の判断は審判に委ねられる

ファウルは、審判からみて悪質だとされたときにホイッスルが鳴ります。

チャージは一瞬の出来事ですから、違反の判定が難しく、すぐに笛が吹かれないこともあります。
審判によって判定が変わることも普通です。

観戦しながら「あれはファウルだろ!」「今のはレッドだ!!」なんてサポーター達がヒートアップすることもしばしば…。


ゴール間際ほどチャージが起きる

サッカーのファウル チャージ

「敵が迫ってきた!なんとかして止めたい!」

やはり、こんなときは選手は焦ります。ゴールを取られると負けが近づくのですから、なんとかしてゴールは死守したいところです。

本来はタックルしてはいけない、ボールを狙うべきということは全選手が理解しています。しかし、あまりにもボールが取れないと、焦って相手自身を止めようとして危険行為になってしまったり…。

ゴール間際にもなれば焦りも最高潮です。

カードをもらったりPKを与えてしまえばさらに危険に!

ゴール手前のペナルティエリア内でファウルをとられると、ペナルティキック(PK)になります。

PKになるとほとんどの場合点になりますから、超危険な状態です。

それだけでなく、危険なチャージはカードももらいやすいのです。


チャージはレッドカードになることもある

相手に直接ぶつかるような危険なチャージは、ケガをしてしまう可能性もあります。そのような危険行為に対しては、イエローカードやレッドカードが出ることも普通です。

イエローなのか、レッドなのか。線引きは難しいのですが、ゴール前になると通常よりもレッドが多い印象です。

レッドカードを出されるとその人は退場になり、チームは一人減った状態でプレーすることになります。この時点で圧倒的不利に。おまけにPKまで与えてしまえば負ける可能性が格段に上がる!

※通常、レッドカードを出された本人は、次の試合も出られません

ファウルは起こしてはダメだけど絶対にボールを止めなきゃならない!そんな緊張の極点にディフェンダー(DF)は挑んでいるんです。

危険だけど観る方も燃える!

チャージは一見危なっかしいですが、「漢と漢のぶつかり合い!」って感じで燃えるし、画(え)になります。

ぜひ、ゴール手前のDFの緊張感を感じながら応援してみてください!

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