そこにあるのは一生変わらない川崎への愛…Jリーグストライカー小林悠
J1リーグでゴールを量産し続ける男。川崎を引っ張り続ける男。なぜいつまでも水色のユニフォームを着て走り回るのか?
そこには川崎を愛し続けるサムライの姿があった…!
19年8月8日アップ
10月26日更新
小林悠 TALENT's INFO
生年月日 | 1987/9/23 |
---|---|
身長/体重 | 177cm/73kg |
出身地 | 東京都 |
ポジション | FW |
趣味・特技 | DVD鑑賞・読書 |
ツイッター | なし |
Jリーグ公式 | 選手名鑑のページ |
小林悠について
2010年からずっと川崎フロンターレでチームの勝利に貢献するストライカー。
2017年からフロンターレのキャプテンとしてチームを引っ張り、その年は23ゴール8アシストをマークしてMVP、ベストイレブン選出、さらには得点王と華々しい成績を飾った。
前だけでなく後ろでも走り回ってゴールをも死守するオールラウンダーとしても活躍。キャプテンとしての責任感をより強いパワーへと昇華させている。
2019年にはついにJ1通算100ゴールを達成。2年前も去年も今年も目標は『得点王』。これからも前にでて走る小林悠がみたい!
もはやフロンターレのウルトラサブ~ゴールをさらうストライカー
繊細なテクニックと白熱のハートを持ち合わせたストライカー
小林悠をみていると、思いっきり走る姿をよく見れると思います。
縦横無尽に駆け巡り、飛んでくるボールには積極的に向かうアグレッシブな姿は、見ている方もアツくなること間違いなし!
それでいてトップ、サイドどちらにも対応できる多彩さが魅力。
状況を見極め、最適な動きを即座に計算できる繊細なテクニックを持ち合わせているストライカーです。
後半にポンと出てきてさらっと点を取るのが得意
小林悠は、後半にポンと出てきてさらっとゴールを奪っていくことが多いです。重要な場面で途中出場し、10分以内にゴールを奪うみたいなことが多い。スーパーサブならぬ、”ウルトラサブ”です!
後半に出てきたとき「あ、これは決めるな」と占ったらだいたい当たるはず。それは2019年10月26日に開催されたルヴァンカップ決勝(vs札幌)戦でもその通りでした。
ルヴァンカップ2019決勝の小林悠の逆転ゴールと同点ゴール
1-1の引き分けから、73分(後半28分)に途中出場してきた小林悠はピッチ上で存在感を出しながら88分(後半43分)に、絶妙に裏に抜け出しながら大島選手の後方からのループパスを胸トラップし、落ち着いて左でシュート!後半終了間際に逆転を決めました。これが小林悠なんです。
残念ながらその後に土壇場で札幌に決められ延長に。さらには延長前半に札幌の福森選手の絶妙なフリーキックで逆転を許してしまいます。
ところが延長後半4分、山村選手の蹴り出したシュートがゴール前にいた小林悠に当たりゴール!たまたま当たって入った感じですが、あの場所にいたことそのものがストライカーの仕事なんです(いなかったら外れてるコース)。やっぱり小林悠だ!
実は3点目のチャンスもあった!ルヴァンカップ2019決勝の主審のジャッジミス
延長後半のアディショナルタイム。札幌のパス→シュートを川崎キーパー新井章太がキャッチ。即座にカウンターを仕掛けますが、なんとここで札幌のオフサイドがとられたのです。
川崎に有利な展開だったにも関わらず、です。
普通なら、札幌がオフサイドをしても、川崎に有利なら【オフサイドディレイ】といって、流します。その後すぐに札幌が有利になったときに、先程のオフサイドをとって川崎ボールにするんです。
しかしこの日は川崎有利だったのに無理やり試合を止められてしまいました。このときの小林悠は怒ってましたね~。
副音声情報によれば、この日の主審は担当5試合目の新人主審だったとのこと。決勝戦で使うような主審でしょうか。
しかしこんな場面でも最後は勝ってルヴァンカップ悲願の初優勝!なんと5回目の決勝進出で初の優勝だったのでした。
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小林悠の経歴
プロ入り前 ユース・学生時代 |
町田JFC |
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2010 | J1:川崎フロンターレ[24] |
2011 | J1:川崎フロンターレ[11] |
小林悠の活躍(上が最新)
J1リーグ通算100ゴールを達成(2019/7/14)
J1リーグに参戦してから100回目のゴールを決めたのは2019年7月14日。川崎フロンターレ vs FC東京の俗にいう”多摩川クラシコ”です。
長いJリーグの歴史の中で史上14人目、大卒選手としては3人目の快挙!
2019年シーズンに入ったときは93点目と100点獲得の声も大きかったのですが、ダミアン加入でフォーメーションが変化。得点機会がなくなってしまいました。
しかし監督との話し合い・仲間の協力でようやく100ゴールを達成。いまも得点を増やしています。
ゴール数 | シュート数 | 決定率 | 出場試合数 |
---|---|---|---|
102 | 534 | 19.10% | 247 |
2017年に得点王、MVP獲得!ベストイレブンに選出!ダブル受賞は史上6人目
キャプテンになった年、MVP、得点王とイレブンイレブンに選出。
点取り屋のストライカーだった大久保嘉人のFC東京への完全移籍したあとでしたから、「チームを引っ張っていかなければ…」という大きな責任感が、そのまま小林のパワーに転換されたのかもしれません。
得点王、MVPのダブル受賞は史上6人目。クラブへの、川崎への大きな恩返しにもなりましたね。
続けてキャプテンを務めた2018年はMVPを取り逃したものの、同じ川崎所属の家長昭博が獲得。チームが生きていることの証左と言えるのではないでしょうか。
2016年 | ベストイレブン選出 |
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2017年 |
MVP(最優秀選手賞)、J1得点王 獲得 |
MVP(最優秀選手賞)とは |
最優秀選手のこと。「Most Valuable |
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得点王とは | もっともゴールを入れた人に送られる賞。得点をとるストライカーは単純にカッコいいですよね。2017年の副賞はゴールデンブーツに、ミラーレスカメラでした。 |
ベストイレブンとは | その年、優秀な選手として選ばれた11人のこと。サッカーは11人で行うスポーツ。つまり、「その年の最高の選手だけでチームを作るとしたこの11人を代表として選抜しよう」ということ。副賞としてクリスタルオーナメントに、タグ・ホイヤーの腕時計。 |
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どんな選手? A→アンパンマンです
川崎一筋!1億円以上のオファーを断ったこともある…いったいなぜ?
個人では大きな成果を出しクラブにも恩返しができるようになった小林ですから、当然他のクラブからも熱い視線が向けられます。
2016年には神戸、ガンバ大阪、鳥栖という3クラブから移籍オファーがあったようです。その金額は1億円オーバーの、川崎よりも圧倒的に大きな額です。
ところが小林はそれらすべてのオファーを断って川崎に残ることに決めました。
それは、川崎への大きな恩があったから。
実は、プロ入り前に大きな故障をしてしまったのに、それが治るまで待ってくれたクラブだったんです。
もしかしたら「川崎に命をかける」気持ちまであるのかもしれません。これぞ義理堅きサムライストライカー!これから川崎でどれだけ光るのか、サポーターからも信頼と期待が高まっています。
小林が点を取るための魂の儀式
2019年から密かに行われているという儀式です。
残り7点でJ1通算100ゴール達成という開幕後、小林はその記録を伸ばせないでいました。2月に開幕し、4月になってもノーゴールという状態だったのです。
そこである仲間に頼んだのが試合前の『儀式』!どんな儀式かというと、控えのゴールキーパー新井章太から「思いっきり叩いてもらう」というシンプルなもの。これで試合前に気合を入れているんだとか。
キャプテンとしての責任感をパワーに替える小林。そこに仲間の魂というスパイスを投入して新たな料理に仕上げたソウルフルなメモリーゴールだったのです。
小林悠は正義のヒーローアンパンマン!
小林悠は「アンパンマン」と呼ばれています。なぜなのか?
実はある時のキャンプ中、仲間から「顔がむくれてアンパンマンみたいだな」と指摘されたことがきっかけだとのこと。いかにもバカにされたあだ名…と思いますよね。
しかし小林悠の応援歌(チャント)は『アンパンマンのマーチ』を原曲としています。クラブ公式HPの選手名鑑ページでも大きく 「アンパンマンの応援歌、大声で歌ってください!」と気に入っている様子。
「アンパンマン」は小林悠の愛称、川崎のアイコンとしてサポーターにも定着しているんですね。
1億円の移籍オファーを断って川崎に残留したときには、まちのパン屋からアンパンが売り切れたという都市伝説もあるとか。
ゴールで川崎のみんなに元気を配る正義のヒーロー!それが小林悠。
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小林悠のゴール動画
これぞストライカー!!といえる小林悠の強烈なミドルシュート!
「見てください、このキック!!」と今にもショッピングが入りそうなほどの強烈豪快なナイスミドル。このゴールは海外からも注目され、『コバヤシミサイル』と一部で報道されたようです。
相手陣内でのボール奪取から小林 悠(川崎F)が強烈なミドルシュートを叩き込み、アウェイの川崎Fが同点に追いつく!明治安田J1のゴール動画を公開中!2018年5月12日(土)に行われた明治安田生命J1リーグ 第14節 柏vs川崎Fのゴール動画です。
地面を揺らすほど叩きつけた小林悠のヘッド
いきなり前に出ず、行くか行かないかと相手DFの注意をそらしながら、空いたスペースにいきなり入り込んでヘッドを叩きつけたゴール。小林の得意技です。入ってくるボールの位置も絶妙でした。
2019年7月14日(日)に行われた明治安田生命J1リーグ 第19節 FC東京vs川崎Fの小林 悠(川崎F)のゴール動画です。
切り替えして合わせたボレーが思いの外パワフルだった小林悠のゴール
右サイドの中央へのパスに一度相手守備がタッチしますが、うまく小林が合わせてダイレクトボレー!一度バウンドして球威は落ちているように見えますが、キーパーがブロックしても後ろに下がっていったのでおさえきれなかったのでしょう。
ゴール前でフリーになった小林 悠(川崎F)が右サイドからの折り返しに反応してボレーシュートを放つと、強烈なシュートが相手GKの手を弾きながらもゴールに吸い込まれる!明治安田J1のゴール動画を公開中!2019年6月14日(金)に行われた明治安田生命J1リーグ 第15節 川崎Fvs札幌のゴール動画です。
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